[悪阻]つわりの特効薬はないの?[つわり]
このブログ、妊娠するまでの不妊治療などがメインのつもりだったのですが、どうやら「つわり、悪阻」でたどり着いてくれる人がかなり多いようです。
なので、もう少しつわりに関する記事をあげておきたいと思います。
妊娠中に使える薬は少ない
妊娠する前や妊娠してからは、注意すべきことがたくさんあります。
その中でも”飲み薬”は特に注意しなければならないものです。
私が産婦人科の先生から言われたのは、特に妊娠初期は赤ちゃんが形成される時期だから、なるべく薬は飲まない方がいいと。(母体第一なので、母体のために飲んだ方がいい薬もあります、そこは先生と相談です)
そのため、私がつわりで入院していた時、初めは飲み薬は出してもらえませんでした。
ただ、この判断も先生によって違うと思います。
日本でのつわりの内服薬はプリンペラン
妊娠中につけていたカレンダーを見ると、私は13週3日目から、内服のプリンペラン(メトクロプラミド)を飲み始めていました。(これも先生にかなり無理言って、やっともらえた感じ)
ちなみに、点滴でも入れてもらったのですが、入院していた頃に点滴で入れてもらったとき、副作用が強く出てダメでした。(ほかの記事にも書いたのですが、いてもたってもいられないような、発狂したくなるような精神的に変な感じになった。”アカシジア“という症状らしい。)
しかしこの内服のプリンペラン、悪阻の本格的な気持ち悪さにはあまり効かないんです、本当に気休めみたいな感じで・・・。
でもね、藁にもすがる思いでした。
どれだけ効果が小さくてもいいから、ほんの少しでもこの気持ち悪さが減ればと。
本当に気持ち悪さが減っていたかどうかはよくわかりませんが、でも「プリンペランを飲んだからまだマシ」という気持ちが持てたのでよかったかも(笑)
海外ではゾフランが有名
海外で処方されるつわりの薬は、ゾフラン(オンダンセトロン)が有名です。
日本では、抗がん剤を使用している人には使われますが、つわりでは使用されません。
それだけ強い薬みたいです。
でもこれがアメリカなどでは普通に処方されるようで、海外に住んでいる方はこれを飲んでいたと書かれている方々が何人もいらっしゃいます。
そしてこれは効いたと書いてる人もちょいちょいいらっしゃって…
つわりの時に飲んでみたかったなぁ…(むしろつわり以外では飲む機会がない方がいい)
日本でゾフランが術後の悪心嘔吐にも保険適用
数日前にTwitterで話題になったのが、このゾフラン(オンダンセトロン)が、術後の悪心嘔吐にも保険適用になったというニュース。
私は産婦人科医の方のツイートで知りました。
本当にひどい悪阻(つわり)の場合、中絶する人までいます。つわりはそれくらい大変な病気です。
欧米のガイドラインでは、普通に使える安全な薬です。現状だと、オンダンセトロンは自費で使うしかありません。つわりに対しもオンダンセトロンが保険適応されて欲しい。 https://t.co/mnwWTsA0Vy— 産婦人科医 (@syutoken_sanka) September 2, 2021
「やっと術後に使えるようになったので、妊婦もOKにしてー!」との声が。(海外では妊婦使用でも安全性が確認されているそうです)
私は妊娠していた当時、ありとあらゆる検索をしていろんなサイトにたどり着いたのですが、その中でたどり着いたサイトに5ちゃんねる(昔は2ちゃんでした)がありました。
つわりで苦しんでいる人が集まっているスレッドがあって、そこにゾフランやほかの薬を海外から輸入した人が書き込みをしていたりして、ゾフランの名前を知ったんです。
でも、日本で承認されていない薬を個人輸入して飲むのは、いくら悪阻で死にそうになってる私でもハードルが高すぎました…
知り合いから送ってもらう、というようなことが出来ればやったかもしれませんが、そういうサイトで購入するのはやはり怖かった。
なので、試したことはありません。
情報は常に更新されることを忘れずに!
妊娠中に服用しても母体や赤ちゃんに影響のない薬の情報は、常に更新されるということを念頭に置いていたほうがいいです。
去年までは使えていたものが、今年からは使えなくなったり、また去年まではダメと言われていたものが、今年からは使用できるようになったり。
常にさまざまな研究がされていて、その答えが変わる可能性は0ではないということです。
あとは、自己責任。
何の情報を信用して、どう判断するかは本当に自己責任になります。
つわりで気持ち悪い中、判断力が鈍ったりもするんですよね。
でも長くても産んでしまえば、つわりは終わるので!!
私も2ヶ月半入院し、結局産むまで気持ち悪いのは続きましたが、やっぱり気持ちの悪さもひどくなったり、ちょっと軽くなったりとか毎日それで一喜一憂してました。でも常に一定の気持ち悪さはあったままでした。
辛いと思います。がんばってとは言いません。だってがんばって毎日赤ちゃんと一緒に生きてるから。
一日でも早く、ゾフランが妊婦の妊娠悪阻の薬として安全に使える日がくることを祈ります。